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羅臼昆布不漁の年

今年2015年は
羅臼昆布不漁の年になりました。

 

特に天然の羅臼昆布の生産量は
たった29トンほど。

例年200トン以上は採れていたので
『昆布が無い』
って表現できるほど採れていません。

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思えば、一昨年の2013年も不漁の年で
その前は2011年も不漁の年でした。

昆布は「不作豊作を繰り返す」と言いますが、
ホントにその通りになりました。

 

2008年より前は「昆布豊作」の年が続いて
その年に消費されなかった昆布が在庫として
羅臼漁協の倉庫に積み上がっていましたが、

今はその在庫も底をついたそうです。
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写真はイメージです

 

その中、
今年がんばって育った昆布たちも
薄くて色もあさくて
残念ですが品質は悪くなったそうです

 

と同時に
値段も上がっています

羅臼昆布は漁師さんが作った昆布を
漁協が買い取ってから市場に流通していきます。

そのため毎年漁師さんから買い取る価格が決められます。

その値段が
去年に比べて10~15%上がりました。

 

今年は流通量が少ないので
市場価格(お店で売る値段)は
そこからさらに上がるでしょう。

予想では2割程度あがるかと想像します。

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豊中松前昆布本舗では去年分完売した羅臼雑昆布を除いて
今年は羅臼昆布を仕入れしません。


だって、
値段が高くなって
品質が悪くなってるんですから。


もちろん、
値段も上がりません。
(天然羅臼雑昆布を除いて)

去年の安い時に仕入れていますので
そのときの値段(去年の値段)そのまま
今年も販売を継続します。

 

昆布業界では「昆布はあるとき買っとけ」と言われています。
ホント、その通りです。

 

今日は在庫の天然羅臼昆布から
破れのひどい物や形の悪い昆布を取り除いて
品質の良い昆布だけにする作業を行いました。   wpid-20150828-2.jpg
形の悪い物は加工用やカット済みとして販売いたします。

昆布の仕入れって、 ホント難しいです。

 

   

 

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