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硬水と軟水では、がごめ根昆布から出る粘りが違います

がごめ寝昆布を軟水と硬水に浸けて、粘りの量を比較している画像

前回の昆布だしは軟水と硬水で味が違うのかに続き、今回は根昆布水は軟水と硬水で粘りの出かたや量など、違いがあるのか確かめてみました。

軟水と硬水で根昆布を浸けてみた比較実験

使った材料

根昆布は透明の粘りが多く出る根昆布のがごめ根昆布1等から、ほぼ同じ大きさで同じ厚みのものを選びました。

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実験に使用した水は

  • 硬度19mg/l(軟水)の国産ミネラルウオーター
  • 硬度304mg/l(中硬水)のエビアン
  • 硬度1468mg/l(超硬水)のコントレックス

以上の三種を使いました。

三種のお水200mlとがごめ根昆布をコップに入れて粘りを出して、昆布から垂れ下がる粘りの量と粘りの質を比較します。

実験開始

お水を入れてから3時間後

軟水に浸けて三時間後のがごめ根昆布の粘り
お水を入れてから3時間程過ぎて様子を見ると、軟水は昆布から少し粘りが出ているのが見れます。(真ん中あたりに見える小さな気泡が粘りです。)

中硬水に浸けて三時間後のがごめ根昆布の粘り
中硬水のエビアンは軟水より少し多く粘りが出ているのが見れます。

超硬水に浸けて三時間後のがごめ根昆布の粘り
超硬水のコントレックスは飛び抜けて粘りが出ているのが見れます。

この後、さらに9時間置いてみました。

お水を入れてから12時間後

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水の色の見た目はそれほど違いを感じません。昆布は硬度1468のコントレックスはあまり膨れていないようで、他のコップより一回り小さくなっています。コップに入った状を見る限りでは粘りの量に違いがわかりませんので持ち上げてみます。

軟水に浸けて12時間後のがごめ根昆布の粘り
軟水は結構粘っています。

中硬水に浸けて12時間後のがごめ根昆布の粘り
中硬水のエビアンも軟水と同様によく粘っています。

超硬水に浸けて12時間後のがごめ根昆布の粘り
超硬度1468のコントレックスは昆布から垂れ下がる粘りは少し少ないように感じますが、お水はトロトロした感じが一番強いです。

写真だけでは粘っている感じを表現できてないので、網に通して流れやすさを確認したいと思います。(トロトロの場合は流れにくく網に貯まるようになります)

粘った昆布水を網に通してみました。

軟水に浸けて粘ったお水を網に通してみる
軟水はそれほど溜まることなく流れていきます。

中硬水に浸けて粘ったお水を網に通してみる
中硬水のエビアンは軟水より溜まる感じがあります。軟水より粘りが多く出ているという事ですね。

超硬水に浸けて粘ったお水を網に通してみる
超硬水のコントレックスはコップのお水を流し込んでると網のうえに溜まってあふれそうになりました。(赤い点線部まで昆布水が溜まってます)

超硬水のコントレックスで作った根昆布水が一番トロトロになっているのが確認できました。

実験結果

がごめ根昆布で根昆布水を作る時は、硬度の高いお水の方がより粘りを出せます。 しかし、硬度の高いお水はミネラル(マグネシウムとカルシウム)をたくさん含んでおり、 下剤にも使われるマグネシウムの影響で体質にも寄りますが、飲むとおなかを壊す場合もあります。

軟水でも充分粘りは出ていますのでおなかを壊す場合は、多少粘りが少なくなっても飲んでお腹を壊さない軟水で作ってもいいと思います。 昆布水健康法で一番大事なのは「少量でいいので毎日続けること」ですから。

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