愛知のり

パリッとした歯切れの良さと口の中で徐々に硬くなりつつも噛むほどに繊維が柔らかくなり海苔の香りが広がって驚きました。この海苔、うまいです！

じっくりのりの質を見てみましょう。兵庫のりと重ねてみました。左上側が兵庫海苔右下側が愛知のりです。赤っぽく表面が荒れた感じの兵庫のりに対して、色がしっかり黒く滑らかな表面で艶に深みがあるのがわかります。

近くで見ると繊維の大きさと目のつまりがわかります。

撮影時、愛知のりと兵庫のりの他にスーパーで買ってきた同じくらいの値段の海苔もあって、三枚を光にすかしてみたら目のつまり方があきらかに違いました。

目のつまりでいうと兵庫のりが一番詰まっていて光が透けてないのですが、その分ちょっと厚みがあって歯切れはちょっと。愛知のりは厚みはそれほど厚くないのに目が詰まっています。透かしてみても光の透けている数が少ないし、光も直接入ってこないんです。

つまり、分厚くないのに均一に海苔がそろっているんです。だから歯切れがいい。

実際に巻き寿司を作ってみても、のりの艶に深みがあります。見た感じ硬そうですが、その見た目を裏切る歯切れの良さを感じてください。

すし巻昆布と一緒に作ると見た目のバリエーションも増えて目も舌も楽しめます。